渡辺俊明 略歴
作家紹介
渡辺 俊明 1937年-2005年
静岡県生まれ。小学4年生で画家を志し、少年期から青年期にかけて本格的に油絵の制作を始めて以降、独学で絵を描き続ける。
画家としての苦難のなか仏教の世界観に深い関心を寄せ、絵と言葉で表現する墨彩詩書画を描くようになる。
1980年に漂泊の俳人 種田山頭火の句、百句を題材として木版画を制作。これを境に中央美術へ向けた活動をやめ、民衆の暮らしに
目を向け歩き始める。
油絵から木版画・墨彩画にいたる絵画作品をはじめ、石彫・絵付陶磁器・作庭などその表現方法は多岐にわたり、自らを「画工人」と呼んだ。
主な受賞歴と個展及び活動 年譜
1937年0歳
静岡県新居町に生まれる(現:湖西市)
1955年18歳
静岡・浜松で地方の美術展に出品を始める
1972年35歳
浜松芸術祭典 芸術大賞受賞
『高山の朝一(油絵50号)』(美術館買上)
1978年41歳
日中美術交換展 招待出品
(中国国立歴史博物館収蔵)
1979年42歳
ギリシャ美術賞展 入選
(アテネ国立近代美術館収蔵)
1980年43歳
現代童会出品作品『光ふるひ(油絵100号)』
(文部省買上 国立奈良青少年の森収蔵)
1982年45歳
静岡・料亭 はませい 庭制作
1983年46歳
[個展] 銀座・松坂屋美術画廊(以降毎年開催)
アトリエ 画中居完成 (静岡)
1984年47歳
[個展] 大阪・阪急百貨店美術画廊(以降毎年開催)
富山・久證寺 襖絵制作
1985年48歳
[個展] 大阪・うめだ阪急美術画廊(以降毎年開催)
[個展] 京都・大丸美術画廊(以降毎年開催)
[個展] 名古屋・三越
1989年52歳
[個展] 福岡・大丸美術画廊
個展 渋谷・東急本店アートサロン
アトリエ 蓮笑庵完成(福島)
1990年53歳
[個展] 横浜・そごう美術画廊
1992年55歳
[個展] 池袋・三越アートギャラリー
1993年56歳
[個展] オーストラリア メルボルン・East and West Art Gallery
[個展] 銀座・鳩居堂画廊 「手づくり絵草紙本展」
1997年60歳
[個展] フランス パリ・Maison Mansart Gallery
1999年62歳
[個展] ハワイ ホノルル・Japanese Cultural Center Of Hawaii
2000年63歳
[個展] 島根・今井美術館 5周年記念 渡辺俊明自選展
2004年67歳
[個展] 大阪・うめだ
2005年68歳
10月3日 病により逝去