月刊絵手紙 4月号
- 特集『自分だけの言葉ってなんだろう』-
10年にわたり欠かすことなく毎日手紙を出し合い、交流をつづけた渡辺俊明と小池邦夫。
その往復書簡の中から『自分だけの言葉ってなんだろう』をテーマに、俊明が小池へ宛てた手紙の一部が紹介されています。
ぜひお手に取ってご覧ください。
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一九九三年 三月 二十日
春の雨、暖かくふる夜なり
凍っている土がゆるみ土の温かさがつたわってくる日です。
土のぬくもりは蛙にも人にも草木にもありがたく大切なのですね。
明日 東京でお目にかかれますことがうれしいです。
小池邦夫さま
(渡辺俊明 1993年3月20日 小池邦夫宛ての絵手紙より)